訪問診療に転職するには?完全ガイド
年収・働き方・必要スキル・関東圏の求人動向
訪問診療とは|転職市場の全体像
訪問診療とは、通院困難な在宅患者・施設入居者のもとへ医師が定期的に出向いて診療を行う形態。急速な高齢化と在宅医療の推進政策により、関東圏を中心に需要が急増している。救急・当直がほぼなく日中勤務が基本のため、ワークライフバランスの改善を求める医師に人気が高い。内科系の経験があれば専門医資格がなくても参入しやすく、30〜50代の内科医・総合診療医の転職先として急増している。
訪問診療のメリット・デメリット
訪問診療への転職・移行の流れ
訪問診療は施設によって運営形態が大きく異なる。1日の訪問件数・移動手段(車か自転車か)・夜間・休日のオンコール有無・看取り対応の有無を事前に確認することが重要。
訪問診療は内科全般・緩和ケア・在宅での処置(点滴・カテーテル管理など)の経験が評価される。専門医資格は必須ではないが、総合内科専門医・緩和ケア研修修了があると有利。
訪問診療法人は財務状況・運営方針が施設によって差が大きい。コンサルタント経由で経営状態・離職率・1日の訪問件数・車の貸与有無などを事前確認することが重要。
訪問診療に慣れていない医師向けに、先輩医師への同乗研修を設けている施設が多い。研修期間の有無・研修中の給与条件を入職前に確認しておく。
転職・移行を成功させる3つのポイント
1日の訪問件数が生産性の鍵
訪問診療医の1日の適切な訪問件数は8〜12件程度が一般的。それ以上になると移動・診療時間が過密になり、医療の質が下がるリスクがある。「1日何件まで」を施設に確認し、過剰なノルマを課す法人は避ける。
夜間・看取り対応の有無が生活の質を左右する
訪問診療でも夜間のオンコール・看取り対応が発生する施設がある。求人票に「当直なし」と記載されていても、実際は夜間電話対応・緊急往診があるケースも。コンサルタント経由で実態を確認することが必須。
在宅医療専門医資格の取得でキャリアアップ
日本在宅医療連合学会が認定する在宅医療専門医(専門医・認定医)を取得することで、訪問診療医としての信頼性が上がり年収交渉にも有利になる。訪問診療に長期的に携わるなら取得を検討する価値がある。
よくある質問
内科全般の診療経験が最低限必要です。緩和ケア・在宅での点滴管理・胃ろう管理・褥瘡処置などの経験があると有利です。専門医資格は必須ではありませんが、総合内科専門医があると評価が高まります。
大学病院からの転職では年収が維持または増加するケースが多いです(1,300〜1,800万円)。民間急性期病院からの転職では当直手当がなくなる分、年収が100〜300万円程度下がるケースもあります。ただし生活の質の向上を考慮すると総合的に満足度が高い医師が多いです。
東京23区・川崎・横浜・さいたま・千葉などの都市部で在宅医療法人の設立が増えており、常勤求人が多く出ています。高齢者の多い郊外エリア(世田谷・練馬・足立・江戸川など)でも需要が高いです。